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100年に一度の経済危機『リーマン・ショック』とはいったいどのようなものだったのでしょうか。~後編~

100年に一度の経済危機『リーマン・ショック』とはいったいどのようなものだったのでしょうか。~後編~

実はリーマン・ブラザーズが経営破綻を起こす前にベアースターンズという大手証券会社が経営破綻を起こしています。
このベアースターンズはリーマン・ブラザーズに続くアメリカで業界5位の証券会社でした。
このベアースターンズは救済を受ける事が出来て、リーマン・ブラザーズはなぜ救済を受けれなかったのでしょうか?

「Too Big To Fail」(大きすぎて潰せない)という問題
これは巨大な金融機関が倒産すると経済に大きな影響を及ぼすためにこの様に言われているのだが、
リスクが高い投資で成功すれば高い収益を得て、失敗しても政府が救済してくれるというモラルハザードが起こりうるからです。
実際に、当時ベアスターンズだけでなく、その他の金融機関にも救済は行われていました、
しかしそのお金は市民の税金を使用されているため、市民からの不満は積もっていました。

リーマン・ショックによって為替相場はどのような事が起こっていたのか。
リーマン・ショックによって多くの投資家が証券や株式からてを引きました、これによって株が大暴落を起こし、そのお金は為替に流れました、しかもそのほとんどが日本円に流れました。
これは日本銀行が欧米などに比べて金融緩和の度合いが少ないという特徴と、もう一つ
世界中で「日本は世界で最も物価が上昇しにくい、あるいは下落する国」という認識があるからです。
これは物価の上昇しない国の通貨は物価が上昇している国の通貨(日本以外のほとんどの通貨)に対して強いからです。
これによって経常黒字国である日本は資産の安全な逃避先として大量に買われることになり、結果半年くらいの間に円がドルに対して111円から87円へ、対ユーロで170円から111円へ、リスク通貨の代表である対オーストラリアドルではなんと105円から55円への急落(円高)となりました。

いかがでしたでしょうか?全3回にかけてご説明いたしました~リーマン・ショックが世界に与えた影響~
この様に世界の事件が為替に与える影響というものは大きいため、これからも世界情勢や経済指標には目が離せません